Classici giapponesi con furigana
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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
Leggi 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) di 岡本 綺堂 (おかもときどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 179.458 caratteri · 363 schermate
鬼の琵琶というものを初めて聴きましたが、ひどく哀しいものですよ」
「わたしも琵琶をよく弾きます」
言うかと思うと、かの老人は前の少年とおなじような顔をして見せたので、楊はあっと叫んで気をうしなった。
兎怪
これも前の琵琶鬼とやや同じような話である。
魏の黄初年中に或る人が馬に乗って頓邱のさかいを通ると、暗夜の路ばたに一つの怪しい物が転がっていた。形は兎のごとく、両眼は鏡の如く、馬のゆくさきに跳り狂っているので、進むことが出来ない。その人はおどろき懼れて遂に馬から転げおちると、怪物は跳りかかって彼を掴もうとしたので、いよいよ懼れて一旦は気絶した。
やがて正気に戻ると、怪物の姿はもう見えないので、まずほっとして再び馬に乗ってゆくと、五、六里の後に一人の男に出逢った。その男も馬に乗っていた。いい道連れが出来たと喜んで話しながら行くうちに、彼は先刻の怪物のことを話した。
「それは怖ろしい事でした」と、男は言った。「実はわたしも独りあるきはなんだか気味が悪いと思っているところへ、あなたのような道連れが出来たのは仕合わせでした。しかしあなたの馬は疾く、わたしの馬は遅い方ですから、あとさきになって行きましょう」