Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なかむらなかぞう

中村仲蔵

山中 貞雄

Leggi 中村仲蔵 (なかむらなかぞう) di 山中 貞雄 (やまなかさだお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.567 caratteri · 47 schermate

Aozora Bunko

言い度い事言って了うと大吉出掛けようとするので、

五郎蔵がとめた。

T「先生はそれでよいかも

しれませんが

此の五郎蔵の腹の虫

が収まらぬ」

と本気になって怒り出した。

T「仲蔵はきっと

五郎蔵がとっちめて

お見せします」

大吉、簡単に、

T「お託せする」

と立ち上り、

半次も続いて立ち上る。

襖の所で大吉振り返って五郎蔵に、

T「じゃが、親分

いかい御熱心?」

五郎蔵、図星さされてグッと詰ったがテレ隠しに「ナー

T「先生が、他人事の様

に放って置くからよ」

と言うのを大吉の傍の半次が、

T「とか何とか言って

其の実は……」

大吉が「其の実は?」

半次が、

T「叶わぬ恋の

意趣晴らし」

五郎蔵「馬鹿!」と怒る。

半次慌てて去る。大吉も笑い乍ら出て行く。

=五郎蔵の家の表

大吉と半次格子戸をガラリと開くと、

バラバラと五六人の通行人急ぎ、

走り去る。続いて又数人、口々に「喧嘩だ」

と言っているらしい。

大吉、半次を振り返って、

T「喧嘩らしい」

と二人急ぎ足に去る。

=附近――

大吉と半次来て見ると成程喧嘩らしい。群衆ワイワイ言っている。

一人の旗本、数名の浪人者の立廻り。