Classici giapponesi con furigana
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にせんねんせんそう
二、〇〇〇年戦争
海野 十三
Leggi 二、〇〇〇年戦争 (にせんねんせんそう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 34.367 caratteri · 69 schermate
ところが、その暁の直前において、アルゴン大将は、たいへん気にかかる無電に接した。
「スイギン潜水艦隊最高司令官発。只今、十三時四十五分、わが艦隊は、海面下において、不慮の衝突事件を惹起せり。若干の爆発音を耳にする。海水は甚だしく混濁し、咫尺を弁ぜず。余は直に――」
電文は、そこで、ぷつりと切れている。通信隊員の懸命の努力にも拘らずスイギン提督からの無電の後半は、ついに、受信することができなかった。
一体、なにごとが起ったのであろうか。アカグマ国の陸岸まで、あと四分の一航程を残すばかりだというのに!
全滅艦隊
イネ州の首都オハン市を撃滅するために、キンギン国を出発した大潜水艦隊であった。その艦隊のうえに、オハン市攻略の大期待がかけられていた。ところが、その大潜水艦隊の進航中とつぜん行手に起った海底の大爆発……。
海底の砂はまきあげられて、さなきだに小暗い海底は、黒一色と化して、なにものも見えなくなった。その暗黒の中に、キンギン国の誇る大潜水艦隊は、完全に包まれてしまったのである。
爆発は、引きつづいて起った。
海上には、夥しい油が浮びあがり、それに交って、見るも無惨な人間の手や足などが、ぶかぶかと浮游している。