Classici giapponesi con furigana
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はたちのエチュード
二十歳のエチュード
原口 統三
Leggi 二十歳のエチュード (はたちのエチュード) di 原口 統三 (はらぐちとうぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 61.578 caratteri · 125 schermate
海に来て、彼は力を与えられ、英雄の生涯に憧れた。
*21
祖国へ寄せる哀歌。
「語らない日本」こそ、母国のほんとうの美しい姿だ、と僕は思う。われわれの国語は、元来人に聞かせるように作られているものではない。吐き出すのではなく、口に含んでみる言葉なのだ。しとやかに、つつましく――これが日本語発声法の正統だ。
お喋りな日本人の顔ほど、滑稽、醜悪なものはない。僕には現代人が、落語家や万歳師の類にしか映らないのだ。
清岡さんが、明治以来の文学者を評した折りに、こう言ったことがある――漱石か。あれは高等講談さ。
われわれの父祖たちは、ゼスチュアを他から借りて来なければならなかった。天平文化に、明治文化に、われわれはわれわれ自身に表情を認めることができるであろうか。
演説をするなら、すべからく外国語で喋ることだ。
瀬戸内海の平和な島々の間を通りながら、植民地の子供は感じたのであった。
――これこそ、お母さんの故郷だ、と。
けれども、神戸の埠頭を汽船の上から望んだ時、彼は憤りに駆られて叫んだ。
――何というみにくい国だろう!
「必要だったのだ」と歴史家は弁解する。