Classici giapponesi con furigana
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はたちのエチュード
二十歳のエチュード
原口 統三
Leggi 二十歳のエチュード (はたちのエチュード) di 原口 統三 (はらぐちとうぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 61.578 caratteri · 125 schermate
このころ僕は、街頭で、これらのうらぶれた廃人が、飢えと寒さに凍えて茫然と虚空をみつめている姿をよく見かける。
*62
原罪への戦慄感。この十九世紀的話法はともかくとして、ボオドレェルの皮膚と、僕の皮膚とを比べて見よう。
リラダンの風貌と僕の顔とを見比べてみよう。
*63
「われわれが『生きている』と感ずるためには、いささかでも『自我』の祭壇から発する自意識の眼を持たなければならぬ。人間とは、生命なき『精神の肉体』の冷酷な眼を、多少ずつ備えているところの生物である」という考えから、
「最も強く『生きている』と感ずることは、最も強い自意識を所有することである。しかして最も強い自意識とは生命なき『自我』を完璧に、損わぬことである。それゆえに、人間は、全き死滅の中において、最も豊かに生命を感得する」という論理へ。
*64
「虚無とは『生きている』と意識しないこと」
と定義した上でボオドレェルの“Le N※(アキュートアクセント付きE小文字)ant”への憧憬を想い出すこと。そうして次のように書いて見る。
「ボオドレェルは完全な生命を憧れた」