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Classici giapponesi con furigana

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はたちのエチュード

二十歳のエチュード

原口 統三

Leggi 二十歳のエチュード (はたちのエチュード) di 原口 統三 (はらぐちとうぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 61.578 caratteri · 125 schermate

Aozora Bunko

「自我」はきっと、他人を容れる余地を持たぬ狭い道を行くから。

橋本は感傷的なこういう言い方をする。

「僕は統さんのスピードに、ついて行けないんです」

*99

僕の中に住むニーチェとランボオとの姿。

一、必然性という鎖に執着と嫌悪を交々に感じながら、重い足をひきずって、それでも自分を励ましながら歩くニーチェ。

ランボオは、鎖の継ぎ目を一本ずつ断ち切って、転身する。

二、ニーチェは築き、ランボオは破壊する。

途中でニーチェは嫌気がさし、ランボオは未練が出る。

三、スケッチ

正面に嶮しい坂。その果てに地平線が天空との境界を区切っている。一番手前に低くひろがる平原。ここで無数の民衆が種々雑多に蠢いている。坂の途中に幾つかの花園が交錯して散在し、各々に「芸術」「哲学」……の立て札が立っている。

――――○――――

坂がある。

かつてその天涯の彼方にある未知の風景をきわめようとして、孤独の影を地上に引きながら、この坂を登って行った二つの影があった。

頂上に辿りついた時に、その一人は急にくるりと後ろ向きになって、坂の此方を見下ろした。彼の背後にある絶壁をしきりに気にしながら、来し方を眺め渡して溜め息をついた。