Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

にひゃくとおか

二百十日

小川 未明

Leggi 二百十日 (にひゃくとおか) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5094 caratteri · 11 schermate

Aozora Bunko

」と、正二は、走り出そうとすると、

「僕、お母さんのエプロンを持ってくるからね。」

徳ちゃんも、家へ向かって駆けていきました。二人は、他の子供らに、知られぬように、とうもろこしの畑であうことにしました。脊高く茂ったとうもろこしの畑には、うまおいが、鳴いています。星晴れのした、青い夜の空を白い雲が走っていました。もうどことなくゆく夏の姿が感じられたのです。

徳ちゃんは、お母さんのエプロンを持って先にいって待っていると、正二は、自分で急ごしらえの般若面を持ってやってきました。

「ああ、ろうそくがなくては、いけないね。」

「そうだ、うりで行燈を造ろうよ。僕、小さいろうそくを持ってくるから。」

正二は、家へ仏壇へ上げるろうそくとマッチを取りにいくと、徳ちゃんは、その間に大きなうりをさがしてきて、中の種子を出して、燈火のつくような穴を明けていました。そこへ正二がもどってまいりました。これで、すっかり用意ができてしまいました。

「だれが、お化けになるの。」

「じゃんけんして、負けたものにしようや。」

二人は、じゃんけんをしました。正二が、負けました。

「正ちゃんが、お化けだよ。