Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

にひゃくとおか

二百十日

小川 未明

Leggi 二百十日 (にひゃくとおか) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5094 caratteri · 11 schermate

Aozora Bunko

」

「おもしろいな。」と、正二は、白いエプロンを着て、自分の造った般若面を被りました。

「どんなだい? 徳ちゃん。」

「おう、すごいよ。ほんとうのお化けみたいだ。」

「ほんとう。」

「頭へ、とうもろこしの毛をつけるといいよ。」

徳ちゃんは、枯れた毛を取ってきて、正二の頭へのせました。それから、うりのちょうちんに、火をつけて、ぶらさげました。濃い緑色の火が、あたりを暗く照らして、正二の白い姿を気味悪く見せました。

「やあ、おっかないな。」

徳ちゃんは、これを見て逃げ出そうとしました。

「徳ちゃん、そんなにおっかない。」

「ぞっとするよ。」

「おもしろいな。だれか呼んでおいでよ。」と、正二は、とうもろこしの葉蔭に隠れました。

往来で、二人の小さな子供が、もう暗くなったのに、まだ遊んでいました。勇ちゃんと光ちゃんです。

「明日は、二百十日だよ。川の堰をはらって、魚を捕るのだね。」

「勇ちゃんも川へ入る?」

「入るさ。」

「僕、兄さんが魚を捕って投るのを、岸にいて、バケツへ入れるのだ。」

「光ちゃんも川へお入りよ。」

「なまずがとれるといいな。こいもいいな。」

「かにがいいよ。」

「かめの子が、いいよ。