Classici giapponesi con furigana
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にひゃくとおか
二百十日
小川 未明
Leggi 二百十日 (にひゃくとおか) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5094 caratteri · 11 schermate
」と、徳ちゃんが、逃げ出しました。勇ちゃんは、独りしにもの狂いに土を拾って投げていました。そのうち、土がお化けにあたったのか、
「あっ。」といって、青い灯が下に落ちました。
「目に土が入った……。勇ちゃんおよしよ。」
白い着物を着た、お化けが、いいました。
「正ちゃんなの、なあんだ……。」
勇ちゃんは、すぐそばへ走っていきました。
「お面を被っていたの。」
「目が痛くてあかないよ。」
「正ちゃん、ごめんね。」
勇ちゃんの叔父さんの家は、ここから近かったのです。村の端にあった、お医者さまでした。内科だけでなく、目も診察するのでした。勇ちゃんと徳ちゃんは、正ちゃんの手を引いて、勇ちゃんの叔父さんの家へいきました。
叔父さんは夜の往診からちょうど帰ってきたばかりでした。
「どれ、どれ。」といって、正ちゃんの目を見て、水で洗ってくれました。そして、薬をさしてくれました。
「どう、もうなんともないだろう。」
正二は、目を開けると勇ちゃんの叔父さんは笑っていました。
「叔父さん、お化けごっこをして、僕が土を投げたんだよ。」
「乱暴をして、目の中へ土を入れたりしてわるいじゃないか。