Classici giapponesi con furigana
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にんげんソーセージ
人間腸詰
夢野 久作
Leggi 人間腸詰 (にんげんソーセージ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.648 caratteri · 43 schermate
亜米利加に今でも在る。旦那様も御存じ……ヘエヘエ……そのガリガリの中へあっしが這入り損ねたお話なんでゲスからアンマリ気持のいいお話じゃ御座んせん。亜米利加では人を殺すとアトがわからねえように腸詰めにしちまうんだそうですからね。今思い出してもゾッとしますよ。お酒のお肴になるようなお話じゃねえんで……何なら御免を蒙りてえんで……。
ヘエッ。奥様はソンナお話が大のお好きと仰言る……恐れ入りやしたなあドウモ。そんな話を聞いてる中に眼尻が釣上って来て自然と別嬪になる……新手の美容術……ウワア。エライ事になりましたなあドウモ。あっしの嬶なんぞはモウ以前に水天宮で轆轤首の見世物を見て帰って来ると、その晩、夜通し魘されやがったもんで……ほかじゃあ御座んせん。手前の首が抜けそうで心配になっちゃったんだそうです。……ヒヤア、抜ける抜けるとか何とか詰らねえ声を真夜中出しやがるんで……篦棒めえ、抜ける程の別嬪と思ってやがるのか……ってんで、背中を一つドヤシ付けてやりましたらヤット正気付きましたがね。あれがドウモいけなかったようで……とうとう一生涯、別嬪にならず仕舞いで、惜しい事をしましたよ。