Classici giapponesi con furigana
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さたけのはらへだいぶつをこしらえたはなし
佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし
高村 光雲
Leggi 佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし (さたけのはらへだいぶつをこしらえたはなし) di 高村 光雲 (たかむらこううん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7666 caratteri · 16 schermate
ことでありました。
だんだんと仕事の進むにつれて、大仏の頭部になってきましたが、大仏の例の螺髪になると、一寸困りました。俗に金平糖というポツポツの頭髪でありますが、これをどうやっていいか、丸太を使った日には重くなって仕事が栄えず、板では仕様もない。そこで、考えて、神田の亀井町には竹笊をこしらえる家が並んでおりますから、そこへ行って唐人笊を幾十個か買い込みました。が、螺髪の大きい部分はそれが丁度はまりますけれども、額際とか、揉上げのようなところは金平糖が小さいので、それは別に頃合いの笊を注文して、頭へ一つ一つ釘で打ちつけていったものです。仏さまの頭へ笊を植えるなどは甚だ滑稽でありますが、これならば漆喰の噛り付きもよく、案としては名案でありました。
「やあ、大仏様の頭に笊が乗っかった」
などと、群衆は寄ってたかって物珍しくわいわいいっております。突然にこんな大きなものが出来出したので、出来上がらない前から人々は驚いているという有様でありました。
ある日、私は、遠見からこれを見て、一体どんな容子に見えるものだろうと思いましたので、上野の山へ行って見ました。