Classici giapponesi con furigana
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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
Leggi 先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選 (「やまとみんぞく」とはなんぞや) di 喜田 貞吉 (きたさだきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 195.063 caratteri · 389 schermate
北海道に入り込んで、アイヌ相手に利益を漁る程のものは、実際純樸なる彼らを欺いて、無価値なものを高価に売り付け、或いは酒を飲ませ酔いに乗じて彼らの宝物を貰って来るなど云う事をしばしば耳にするのである。その後旭川新聞記者近江正一君の書いた「伝説の旭川」を読んでみると、その中に「アイヌの謔は和人の罪」と云う一節があって、
今日でこそアイヌは和人以上の狡猾さを見せて居るが、当時(明治初年)は純朴で、神に近い位であつたといふ。古老の話に依ると、ラムネ瓶の中にあるガラス玉を宝玉と偽つて、焼酎の二三本も飲ませて強く酔はせ、熊の皮や鹿の皮と其ラムネの玉を交換した悪辣なシヤモも少くなかつたさうだ。アイヌも漸次それを知つて、「シヤモはヅルイ奴」と承知し、遂には反つて和人が欺かれる様になつた。彼等を狡猾にしたのは和人の罪であると云つてもよろしい。
とある。所謂マット狢は、明治の北海道にも少からず入り込んだのである。和人必ずしも詐偽漢ではない。しかし夷地に入り込んで利益を求めようとする程のものにはこれが多い。寒心すべき事だ。マット狢の語を聞いて、感慨ことに深からざるをえぬ。