Classici giapponesi con furigana
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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
Leggi 先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選 (「やまとみんぞく」とはなんぞや) di 喜田 貞吉 (きたさだきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 195.063 caratteri · 389 schermate
八 結論
しかるにそれに両名の伝わっているのは、もとミクリが共通の名であって、それをクグツ袋に作るのでクグの名を得たのであるかもしれぬ。しかもそれが共通に用いられていたので、今鏡に見ゆる一条河原のキヨメの女が、自己のクグツなる身分をあらわさんが為に、玉みくり根をとめて、引きあぐる所なき身だと云ったものと解せられるのである。果してしからば莎草をクグというのはすなわち末であって、クグツの持物なる袋の材料という意味から得た名と解せられるのである。
八 結論
以上論じ来ったところを約言すれば、傀儡子たる浮浪民をクグツと呼んだことの根原は、結局確かなことはわからないというに帰着する。しかしながらその名称の由来の古いことは、川上の谷間の平野に住んでおった筈の土着神に久求都彦・久求都媛の名があり、その住居の平野を久求の小野と呼んでいたことからも察せられる。そして一方には谷グクの名があって、遍満行き渡らざることなきの比喩に用いられていることは、クグツが一定の居所を有せず、天下到る処を家として、かの交通の開けざる、土着人見聞の範囲の極めて狭かった時代において、広く各地に往来し、案山子だと言われた久延彦すなわちアイヌの男子が、足は行かねどもことごとく天が下の事を知ると言われた事にも思い合されるのである。