Classici giapponesi con furigana
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ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
Leggi 光り合ういのち (ひかりあういのち) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 130.439 caratteri · 263 schermate
「どこかへ寝ころんでたね。藁くずが方々にくっついている」
と叔父が言った。私はギクリとした。
がその後も私はこの少年が相不変宮本と仲よく散歩してるのを見た。そして彼は宮本のものだと言うことは皆の公認のようになって行った。私との事は誰れも知るものは無かった。
その夜の事があってから私たちは却って離れていた。
少年は誘惑者の本能を持っていて、好奇が満たされたら退く性向だったらしい。私も何となく二人の交りは後めたい気がしたので、これ以上進める気になれなかった。
私は宮本と少年との間には私たちのような接吻以上のもっと、最後までの肉情がある気がした。そして宮本から色々の贈り物を受ける事への意識も。つまり彼の母親がその習慣の中に生きたところの色情の世界の薫習が彼に伝わっているらしかった。
その秋のくれに中村憲吉君の郷里の布野村に幻燈を以て白帆会が講演に行ったことがあった。
その夜私たちは合宿に一泊した。
少年はいち早く私のすぐ隣りの布団に寝た。そしてランプが消されると、彼は私の布団の中に忍び寄った。私は誘惑と嫌悪とを同時に感じた。彼のような媚びの、低卑の少年は弄んでやってもいいではないかという声がどこかでした。