Classici giapponesi con furigana
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とうせいかつしゃ
党生活者
小林 多喜二
Leggi 党生活者 (とうせいかつしゃ) di 小林 多喜二 (こばやしたきじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.537 caratteri · 130 schermate
女のその言葉で、職場のものはみんな笑い出した。
「よオ/\、しっかり!」
誰かそんなことを云った。
オヤジは急に真ッ赤になり、せわしく鼻をこすり、吃ったまゝカン/\に出て行った。――それで私たち第三分室は大声をあげた。事は小さかったが、そのためにオヤジの奴め他のものからビラを取り上げるのを忘れて出ていってしまった。
その日、仕事が始まってから一時間もしないとき、私は太田が工場からやられて行ったという事を聞いた。ビラを持って入ったことが分ったらしい。
太田は――何より私のアジトを知っている!
彼は前に、事があったら三日間だけは頑張ると云っていた。三日間とは何処から割り出したんだいと訊くと、みんながそう云っていると云った。その頃「三日間」というのが何故か一つのきまりのようになっていた。私はその時引き続き冗談を云い合ったが、フト太田の何処かに弱さを感じたことを覚えている。太田が捕まったと聞いたとき、私の頭にきた第一のことはこの事だった。
私の知っている或る同志は、自分と同居していたものが捕ったにも拘らず、平気でそのアジトに寝起していた。私や他のものは直ぐ引き移らなければ駄目だと云った。