Classici giapponesi con furigana
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べっぷおんせん
別府温泉
高浜 虚子
Leggi 別府温泉 (べっぷおんせん) di 高浜 虚子 (たかはまきょし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.339 caratteri · 27 schermate
これは殆どこわれてしまって僅にそれと認める位のものである。聞くところによると、昔乞食がすまっていて、その乞食小屋が焼けたために、岩の質が更に脆弱になって、さらでだに破損した仏は、いよいよ破損してその形をとどめぬまでになったのであるそうな。
これから二里ばかり離れたところにもたくさんの磨崖仏があるし、又臼杵のほとりにもたくさんの磨崖仏があるとのことであるが、一々それを見に行くのは暑い時分にたいへんなことである。私はこの二ヶ所の仏を見ただけで満足して引返すことにした。
この竜ヶ鼻に立って遠望すると田の中に一つの森が見える。この森を印鑰の森という。これはもと豊後の国府のあとで、今は稲荷が祀ってある。又国分寺はここから一里半位のところに堂が存しておって、礎石が点々とそのあたりに残っているそうである。
私達は又車に乗って暑い日中をさきの停車場前に帰り、そこからまた電車に乗って別府の方に帰ることにした。
日名子氏は、夕方涼しくなった時分にでも、別府市の近所の山にある横穴の古墳を見てもらいたいとのことであった。私はどうせ見るのならば又出て来るというのも面倒だから、この勢いに帰りに寄って見ようといった。