Classici giapponesi con furigana
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そうさくかのたいど
創作家の態度
Leggi 創作家の態度 (そうさくかのたいど) di Natsume Sōseki (夏目 漱石) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.224 caratteri · 128 schermate
もし含んでいなかったらとうてい読み得ないにきまっています。かの infinite longing ですらこれを叙述する時には単に吁とか嗟乎では云いつくせないので、不足ながら客観的形相をかりてこれを髣髴させようとするのであります。それについてこんな話があります。これは小説ではありません。事実だとして、あるものに書いてありましたが、私は単に自分に都合のいい例として御話を致します。以太利のさるヴァイオリニストが旅行をして、しばらく、ポートサイドに逗留しておりました時、妙齢の埃及の美人に見染められまして親しき仲となったそうでございます。ところがこの男は本国に許嫁の娘があるので、いよいよ結婚の期が逼った頃、ポートサイドを出帆して帰国の途に上りました。ところがその夜になると、船足で波が割れて長く尾を曳いている上に忽然とかの美人があらわれました。身体も服装も透き通っておりますが、顔だけはたしかにその女だと分るくらいに鮮かであります。ただ常よりは非常に蒼白いのであります。この女が波の上から船の方へ手を伸して、舷を見上げながら美くしい声で唄をうたいました。それが奇麗に波の上へ響くので、船の中の人はことごとく物凄い心持になりましたが、やがて夜が明けると共にかの美人はふっと消えました。