Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate
爾後一向卵を産まなんだと語る所がある。
西鶴の『一代男』二、「旅の出来心」の条、江尻の宿女せし者の話に「また冬の夜は寝道具を貸すようにして貸さず、庭鳥のとまり竹に湯を仕掛けて、夜深に鳴かせて夢覚まさせて追い出し、色々つらく当りぬるその報いいかばかり、今遁れてのありがたさよ云々」。この湯仕掛けで鶏を早鳴せしむる法は中国書にもあったと記憶する。木曾の松本平の倉科様ちゅう長者が、都へ宝競べにとて、あまたの財宝を馬に積んで木曾街道を上り、妻籠の宿に泊った晩、三人の強盗、途中でその宝を奪おうと企て、その中一名は宿屋に入って鶏の足を暖め、夜更に時を作らせて、まだ暗い中に出立させた。長者が馬籠峠の小路に掛かり、字男垂という所まで来た時、三賊出でて竹槍で突き殺し、宝を奪い去った。その宝の中に黄金の鶏が一つ落ちて、川に流れて男垂の滝壺に入った。今も元旦にその鶏がここで時を作るという。長者の妻、その後跡を尋ね来てこの有様を見、悲憤の余りに「粟稗たたれ」と詛うた。そのために後日、向山という所大いに崩れ、住民困んで祠を建て神に祀ったが、今も倉科様てふ祠ある(『郷土研究』