Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate
由ってかくしてこれを平らげたと見ゆ。バシリスク一名コッカトリセは、蛇また蟾蜍が雄鶏が産んだ卵を伏せ孵して生じ、蛇形で翼と脚あり、鶏冠を戴くとも、八足または十二足を具え、鈎ごとく曲った嘴ありとも、また単に白点を頂にせる蛇王だともいう。雄鶏が卵を生む例はたまたまあって余も一つ持ち居る。つまり蛇や蟾蜍の毒気を雄鶏の生んだ卵が感受して、この大毒物を成すと信じたので、やや似た例は支那説に雉と蛇が交わりて蜃を生む。蛇に似て大きく、腰以下の鱗ことごとく逆生す。能く気を吐いて楼台を成す。高鳥、飛び疲れ、就いて息みに来るを吸い食う。いわゆる蜃楼だという。一説に正月に、蛇、雉と交わり生んだ卵が雷に逢うと、数丈深く土に入って蛇形となり、二、三百年経て能く飛び昇る。卵、土に入らずば、ただ雉となると(『淵鑑類函』四三八、『本草綱目』四三)、サー・トマス・ブラウン説に、古エジプトの俗信に、桃花鳥は蛇を常食とするため、時々卵に異状を起し、蛇状の子を生む。因って土人は力めてその卵を破り、また卵を伏せるを許さずと。ヒエロム尊者説に、これは古エジプト人が崇拝した桃花鳥でなく、やや悪性の黒桃花鳥だと。