Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate
ア曰く王よりは馬がよく審査すると。成光が画いた鶏を真の鶏が蹴り、黄筌が画いた雉を鷹が打たんとし、曹不与誤って筆を屏風に落し点じたのを蠅に作り直せしを、呉帝孫権真の蠅と思い指で弾きにかかった類話もある(『古今著聞集』一六。『淵鑑類函』三二七)。拙い女絵を見てさえ叛反する人間はもとより、動物を画の審査官にするも当らない事多かろう。蛙など蠅の影を見てしきりに飛び付く。蝶蜂は形を問わず、己が好む花の色したよい加減な作り物に付き纏う事あり。南米産の猴に蠅の絵を示すと巧拙構わず抓みに来るを親しく見た。画が巧みなるにあらず、猴の察しがよいのだ。
また、アペルレースアレキサンダー王に事えた時プトレマヨスと快からず。プがエジプトに王たるに及びア航海中暴風に吹かれエジプトに漂到した。アの仇人王の幸臣に頼み王使と詐りアを王の宴に召かしめた。王予て悪みいた奴が招かざるに推参と聞いて大いに怒り、宮宰をして内官一同を召集せしめ、アをしてアを呼んだ者を指摘せしめんとした。アそれには及ばずとて竈辺の木炭片を採り、その人の肖顔を壁に画く。その画成らざるに早王はその誰たるを認めたという。