Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate

Aozora Bunko

似た例は東洋にもあり。百済河成宮中である人に従者を呼んでくれと頼んだに顔を見知らずと辞す。すなわち一紙を取り従者の顔を画き示すとその人これを尋ね当てた。支那の戴文進金陵に至るに、荷持ち男、その行李を負い去りて見えず。すなわち酒屋で紙筆を借り、その貌を図し、立ちん坊連に示すと誰某と判り、その者の家に尋ねて行李を得たそうだ(『郷土研究』一巻九号、拙文「今昔物語の研究」)。

アペルレースの諸画中もっとも讃えられたは嬌女神アフロジテーが海より現じた処で、その髪より搾り落す水滴が銀色の軽羅様にその体に掛かる。実に何とも言われぬ妙作だった。コスのアスクレーピオス医聖の廟に掲ぐるための作で、百タレンツ今の約二十万円を値した。アペルレースの人となり至って温良故、アレキサンダー王の殊寵を得た。王かつて勅して自分の画像をアのほかの者が作るを禁じた。王毎度その画場へ来た。一日来りて知りもしないで画の事を種々しゃべくるをアが徐かに制して、今そこに色料を砕き居る小僧に笑わるるから知らぬ事を言いたもうなと言った。王は聞えた怒り性だったが、かく言われても肝癪を起さず。それほどまでも厚くアを重んじた。