Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate
これ本邦慾張り連が子孫七代いかに落ちぶれても頓着せず、わが一代儲けさせたまえと祈って油餅を配り廻り、これを食った奴の身代皆自分方へ飛んでくるように願う歓喜天また聖天これなり。今もインド人この神を奉ずる事盛んで、学問や事始めや障碍よけの神とし、婚式にも祀る。障碍神毘那怛迦も象鼻あり。象よく道を塞ぎまた道を開く故、障碍除障碍神ともに象に形どったのだ。日本でも聖天に縁祖また夫婦和合を祈り、二股大根を供う(一八九六年板クルックの『北印度俗教および民俗』一巻一一一頁。アイテル『梵漢語彙』二〇二頁。『増補江戸咄』五)。その名を商家の帳簿に題し、家を立つる時祀り、油を像にかけ、餅や大根を供うるなどよく大黒祭に似る。また乳脂でげた餅を奉るは本邦の聖天供の油※(「火+喋のつくり」、第3水準1-87-56)げ餅に酷似す。その像象首一牙で、四手に瓢と餅と斧と数珠をもち、大腹黄衣で鼠にのる(ジャクソンの『グジャラット民俗記』一九一四年ボンベイ板、七一頁)。仏典にも宋の法賢訳『頻那夜迦天成就儀軌経』にこの神の像を種々に造り、種々の法で祭り、種々の願を掛くる次第を説きある。