Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate

Aozora Bunko

この鐘に血塗るという事昔は支那で畜類のみか、時としては人をも牲殺してその血を新たに鋳た鐘に塗り、殺された者の魂が留まり著いて大きに鳴るように挙行されたのだ。その証拠は『説苑』十二に秦と楚と軍せんとした時、秦王人を楚に遣わす、楚王人をしてこれに汝来る前に卜いしかと問わしむると、いかにも卜うたが吉とあったと答えた。楚人その卜いは大間違いだ、楚王は汝を殺して鐘に血塗らんとするに何の吉もないものだと威した。秦の使者曰く、軍が始まりそうだからわが王我をして様子を窺わしむるに、我殺されて還らずば、わが王さてはいよいよ戦争と警戒準備怠らぬはずだからわがいわゆる吉だ。そのうえ死者もし知る事なくんばその血を鐘に塗りて何の益あろうか、万一死者にして知るあらばわれは敵を相くるはずがない。楚の鐘鼓をして声を出さざらしめんに楚の士卒を整え軍立をする事がなるまい。それ人の使を殺し人の謀を絶つは古の通議にあらざるなり。子大夫試みにこれを熟計せよと強く出たので、楚王これを赦し還らせたとある。

このついでにいう、『日本霊異記』や『本朝文粋』に景戒や然が自ら羊僧と名のった由見ゆ。