Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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オチフルイかいじゅうろうてがらばなし

十二神貝十郎手柄話

国枝 史郎

Leggi 十二神貝十郎手柄話 (オチフルイかいじゅうろうてがらばなし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.035 caratteri · 254 schermate

Aozora Bunko

修交貿易はその後のことでござる」

「ははあさようか、よろしゅうござる。一旦船中へ取って返し、御大将に申し上げ、改めて再度参ることに致す」

こう云い残して十平太は湾の方へ帰って行った。ゴーも一緒に従いて行く。どうやらゴーは土人などより東邦人の方が好きになったらしい。

翌日数十人の東邦人が土人部落へやって来た。小豆島紋太夫と十平太とが部下を従えて来たのである。と、酋長のオンコッコはこれも部落中の土人を従え例の広場へ出張って来た。

「拙者は小豆島紋太夫。東邦人の頭領でござる」

「拙者はオンコッコと申すもの。チブロン島国の酋長でござる」

こう両軍の大将は物々しげに宣り合った。

「何か謎語がござる由、拙者必ず解くでござろう」自信あり気に紋太夫は云う。

「しからばこなたへおいでくだされい」

こう云ってオンコッコは歩き出した。十平太初め部下の者が紋太夫の後から続こうとするのを、オンコッコは手で止めた。そうしてたった二人だけで林の中へ分け入った。ただし通弁のゴーだけは従いて行かなければならなかった。

三人はずんずん進んで行く。

林の中は薄暗くそしてほとんど道がなかった。しかし豪勇の紋太夫はびくともせず進んで行く。