Classici giapponesi con furigana
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
Leggi 十八時の音楽浴 (じゅうはちじのおんがくよく) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 103.941 caratteri · 210 schermate
あいつは音楽浴の刺戟にたえきれないで、可哀想に発狂してしまったんです」
「そんな莫迦な。――すぐわたしが行って見てやります。お前は嘘をついてわたしをおどそうとしているのだ」
通話は、そこでとだえた。
女大臣アサリ女史は身仕度にとりかかった。
ミルキ閣下は心配げな顔をして、アサリの背後に近づき、「君が天文部へ行ってしまっては困るネ、それより、一刻も早くロケット艦の襲来に対して、索敵及び爆撃戦隊に命令を下して、戦闘準備を整えなきゃ間にあわないぞ」
アサリ女史は、ぷんと頬をふくらました。それでも彼女は外出をやめて、早速索敵戦隊長と爆撃戦隊長のところへテレビジョン電話をかけた。
しかし受影スクリーンには探す二人の姿は現われず、只空虚な四角い壁だけが映っていた。
「どうしたんだ、二人とも」
とミルキ閣下が言った。
「いえ、只今丁度十時の音楽浴が始まっているところなんですよ」
なるほど音楽浴のメロディーが遠くかすかに鳴っている。二人の隊長は、音楽浴の法令に従うため、廊下に出てめいめいの座席についているのだった。ミルキ閣下は憤激の色を表わし、
「なんだ。困るじゃないか。