Classici giapponesi con furigana
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
Leggi 十八時の音楽浴 (じゅうはちじのおんがくよく) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 103.941 caratteri · 210 schermate
「総監閣下。これからある意外なご報告をいたそうと思いますが、その前に、閣下に対し、おわびを申しておかねばならないことがあります」
「なんじゃ、吾輩に詫びることがある。ふーん、そうか。君にしては珍らしい話だ。よろしい。怒りはせん。いいたまえ」
「はい。実は、閣下には申し上げないで、私一存によりまして、調査していたことがございました」
「ふむ。それは、どういう事項か」
「それは、北見博士の行動についてでございます。あの震災の日老博士から聞いた話が、非常に私を刺戟しました。多分、老博士の頭脳が変調を来たしているのだとは思いましたが、それにしても、万一老博士のいうことが本当であったら、どうであろうか。われわれは、博士が狂人だと思いちがいをしていたために、もし氷河期がやって来たとき、われわれは呆然として手の下しようもないというのでは、申し訳ないと思い……」
「よしよし、そのへんはよく分る。で、君は、吾輩に秘密裡に、どんなことをやったというのか」
「北見老博士の跡を、優秀なる二人の刑事に追わしめました」
「博士は、どうしているのか」
多島警視は、総監のその問には、わざと答えず、