Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
まんじ
卍
谷崎 潤一郎
Leggi 卍 (まんじ) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 133.618 caratteri · 258 schermate
「あてあんな人と夫婦やあれへん。あてはマドモワゼルやもん。光ちゃんさい承知やったら、もしもの時は二人で何処いでも逃げて行くわ。」「まあ、姉ちゃん! それほんまかいな? きっと、きっと、うそ違う?」「うそやないとも! あてもうちゃあんと覚悟してるわ。」「あてかって覚悟してるわ。姉ちゃんあてが死ぬいうたら一緒に死んでくれるなあ?」「死ぬわ、死ぬわ、光ちゃんかって死んでくれるなあ?」――そんな工合で二人の間はその喧嘩があったためになおのこと深刻になりましたけど、夫は匙投げたんかそんなり何もいいませなんだのんで、こっちはいよいよ図に乗って大胆になるばかりでした。「もう、うちの人あきらめてしもてるわ、ちょっとも遠慮みたいなんすることあれへん。」――私がそういうもんですよって、光子さんもだんだんずうずうしなりなさって、二階にいる時夫が帰って来ましても「姉ちゃん階下へ行ったらイヤや」いうて、自分はもちろん私さえ階下いおろそうとしなされしません。どやすると晩の十時十一時頃までも遊んでなさって、「姉ちゃん家い電話かけてほし」いうて、私からお母あさんを電話口い呼び出して「今夜は家で晩御飯をたべなさって何時頃に帰りはりますよって」