Classici giapponesi con furigana
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らんとうばのてんにょ
卵塔場の天女
泉 鏡花
Leggi 卵塔場の天女 (らんとうばのてんにょ) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 47.251 caratteri · 94 schermate
」
「先生、一番近いんじゃあ、布村って駅を出て、約千五百メエトルばかり行くと、はじめて真白な巓が見えますから。――いえ、谷内谷内は方角が違うんです。」
私は学生に手を伸べた。
「君、握手しよう――姉さんは、よその奥さんだから。」
「まあ、可厭ですこと……」
学生に講義する私の学問は、学校の名誉のために黙っておこう。
白山は、藍色の雲間に、雪身の竜に玉の翼を放って翔けた。悪く触れんとするものには、その羽毛が一枚ずつ白銀の征矢になって飛ぼう。
が、その暗く雲に包まれた麓の底に、一ヶ所、野三昧の小屋があって、二人が火を焚いていそうでならない。
八郎はまだ帰京せぬ。
――細君は煩っているのである。
昭和二(一九二七)年四月