Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

こきんしゅうまきのご

古今集巻之五

山本 周五郎

Leggi 古今集巻之五 (こきんしゅうまきのご) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.482 caratteri · 43 schermate

Aozora Bunko

それを独断でやった点と、不幸なことにはその翌年も不作で、郷倉の米を施与しなければならない状態になった。しかしその貯蔵米は三分の一しか残っておらず、藩では幕府から金を借りて米を買い、これに当てるという結果になった。六左衛門はその責を問われたのであるが、当代の播磨守がしらべたところによると、そのときもし米で払わなかったら、百姓たちは一揆も起こしかねない事情にあった、ということがわかった。

「課役というものは領民の御奉公で、只働きが原則となっている」と戸田は続けて云った、「元文三年のときは、特にいそぐ普請であったため賃銭を払った、ということは、不作続きで、百姓どもが困窮していたからで、六左衛門どのが銭でなく米で与えたことは、もっとも実情に即する判断であった、――殿はその事実を自分でつきとめられ、早く永井家を旧に復するようにと、仰せだされたのだ」

このほかに申すことはない、殿のおぼしめしがわかったら、これからはよくよく思案して、中老職として恥ずかしからぬよう行状を改めてもらいたい、と戸田蔵人は云った。

主計はその話を聞いても、かくべつ感動はしなかった。そういう場合に立ったら、誰でもそのくらいのことはするだろう。