Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(一)

佐々木 味津三

Leggi 右門捕物帖(一) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.431 caratteri · 428 schermate

Aozora Bunko

「そなた生臭をいただくとみえますな」

「はい、ときおり……」

「なに、ときおり? でも……? 仏に仕える者が、生臭なぞいただいたのでは仏罰が当たりましょう?」

「だけど、お師匠さまがときおりないしょで召し上がりますゆえ、そのお下がりをいただくのでござります」

と、――はしなくもいったその一語を聞くやほとんど同時でありました。それまでは、どこからこの難事件に手をつけていくのか危ぶまれていましたが、がぜん捕物名人はらんらんとそのまなこを鋭く輝かさすと、伝六をしかるようにいいました。

「それみろ! きさまはおれが腹の減っていることを思い出したといったら、人間じゃねえような悪態をついたが、碁盤のききめはもうこのとおりてきめんだ。思い出したからこそ、こんなもっけもねえ手がかりがついたじゃねえか。さッ、大急ぎに行って、あの源空寺の住職をしょっぴいてこいッ」

「え※(感嘆符疑問符、1-8-78) 不意にまた何をおっしゃるんですか。源空寺の和尚に何用があるんですかい」

「どじだな。きさまの耳はどっち向いてるんだ。うちのお師匠さまはときおりないしょで生臭を食うと、たった今、この黙山坊がはっきりといったじゃねえか。