Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
やつも少しあわを吹いたところへ、けさのこの生き埋め行者の一件が耳にはいったんだ。だからね、あばたこそあっても、さすがは敬四郎ですよ。のど切り騒動が申し合わせてほこらやお堂にばかりあるところから、やつめ、とうとう眼をつけたとみえて、今夜から手口を変えて総江戸残らずのお堂とほこらへ伏せ網を張るというんですよ」
「そいつあさいわいだ。なにもおいらは意地わるく立ちまわって、てがらをひとり占めにしてえわけじゃねえんだからな。人手を使っておてつだいくださるたア、願ったりかなったりだよ。だが、まず十中八、九むだ網だろうよ。ゆうべだってもあれほど四方八方へ網を張っておいて、生き埋め行者に迷って出た下手人を見のがすんだからな、そうと事が決まりゃ、おいらは今夜も湯島の三ツ又稲荷だ。夜あかししなくちゃならねえから、今のうちぐっすり寝ておきな」
「え……?」
「わからねえのかい。ゆうべ如の字の祈りを本所の四ツ目へ打ったとすりゃ、残るところは律と令とのふた夜きりだ。一つあなの三ツ又稲荷へじっと伏せ網を張っておいたら、よしんば今夜かからなくとも、あしたの丑満時にゃいやおうなく三ツ又の網にひっかかるよ。