Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
て物の役にたつじゃござんせんか。口幅ったいことはいってもらいますまいよ」
「ウフフ。それが勘どころをはずれているというんだ。大きに丹念に書いたのはいいが、丹念なところは女の子の顔ばかりで、ホシの野郎はどんなやつか、肝心かなめの下手人の人相書きは、毛筋ほども書き止めていらっしゃらねえじゃねえかよ、だいじなことが抜けているというな、そのことなんだよ」
「はてね。――お待ちなせえよ。もういっぺん読み直してみるからね。――ちぇッ、なるほど、ねえや、ねえや。どこにもねえですよ! 自慢じゃねえが、りっぱに書き落としてありますよ」
「バカだな。てめえのしくじりをてめえで感心するやつがあるかい。ホシゃいってえどんなやつなんだ」
「それが穏やかじゃねえんですよ。つじ番所の下っぱ連に聞いたんだから、しかとのことアわからねえが、出る町、出るところ、出る場所ごとに人相も風体も変わってね、おまけにわけえ野郎だったり、中じじいだったり、ところによっちゃ女のばばあが出たりするってえいうんですよ」
「やられた女は、たしかにわけえ女ばかりなのかい」
「そ、そ、そうなんだ。そうなんだ。だから気がもめるんですよ。