Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
「なるほど、そういうものかい。その窯はどこにある」
「あの庭先の小屋の中に見えるのがそれでござります」
縁側からさしのぞいてみると、いかさま雪に閉ざされた庭の向こうの小屋の中に、三つの窯が見えるのです。
「どれがどうだ」
「右端がてまえ、左がせがれ、まんなかが――」
「弥七郎の窯か」
「そうでござります」
「三窯ともに火口がふさいであるのう」
「この露月町はご承知のとおり増上寺へのお成り筋、煙止めせいとのお達しでござりましたゆえ、そそうがあってはならぬと、二十日の夕刻に焼き止めまして、火口ふさいだままになっているのでござります」
「なに、二十日! 二十日の夕刻に火止めしたとのう!」
つぶやきながら、じいっと三つの窯を見比べていたその目が、がぜん、きらりと鋭く光りました。色が違うのです。形も様式も三つながら同じであるのに、泥斎親子の窯といった左右の二つに比べると、まんなかの弥七郎の窯のすそがかすかながらも違った色をしているのです。――黒光り! というよりも油光りでした。しかも、なまなましい、ほんのりとした色ではあるが、まさしくなまなましい油光りなのです。
「伝六ッ。