Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
しかし、ひと粒種の友次郎だんな、いかにも男がようござんしたからね。上役の、お賄い方支配頭の、大沢高之進様に、あんまりべっぴんじゃねえお嬢さまがおあんなすって、これがつまりぽうっとなっておしまいなすったんですよ。ほかの殿御はいやじゃ、世の中が二つに裂けても、友次郎さまに添わしてたも、でなければ死にまする、死にますると、命を張ってお見そめなすったのが騒動の起こりとなったんでござんす。さっそく高之進さまがやって来て、もらってくれという、上役のお嬢さまだが、いい男がなにもすき好んで醜女といっしょになるがところはねえんですからね。友次郎だんなはいやだという。それならおふくろと親類から説きつけて、ということになって、高之進さまが、伯父御の宗左衛門と、おふくろに当たってみたところが、このふたり、欲の皮が突っ張ってるんだ。上役の大沢さまと婿しゅうとの縁を結べば出世も早かろう。知行高もじきふえよう、持参金も千や二千はというんで、なにごとも家門のためだ、器量三年、気心一生、ましてやお嬢さまがお見そめとあれば一生おまえをなめるほどおかわいがりくださるんだから、喜んでお受けしろとばかり、おためごかしをいって、いやがるのをむりやりかってに結納まで取りかわしたんですよ。