Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(三)

佐々木 味津三

Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate

Aozora Bunko

同時に、そのけはいを知って、おろおろしながら飛び出してきたのは、さっきのあの小さい男です。

「とんでもねえことになったんです。八丁堀へお伺いしたるすにやられたとみえて、けえってみると、むごいめに会っていたんです。たったひとりの妹なんだ、早いところお調べくだせえまし、いいえ、早いところ下手人をおつきとめくださいまし」

すがりつかんばかりにしていったのを、名人は黙々としながらずいと奥へ通ると、まずなによりもというように、その現場へ押し入りました。とともに、さすがの名人もおもわず目をおおいました。凄惨というか、惨虐というか、畳一、二畳ほどは一面の血の海で、その血に染まっている相手がうら若い美貌のあだものだけに、むごたらしさもまた一倍だったからです。

傷は、背中をぐさりとやられた突き傷が一カ所、凶器は匕首、手慣れの三味にひと語りかたっているところをでも不意にうしろから襲われたらしく、二三春は撥もろともに太棹をしっかりとかかえたまま、前のめりにのめっているのでした。

「ね、どう見たってもよう替わりなんだ。殺されるって法はねえんです。このべっぴんが幽霊水の下手人っていうだんなの眼に不足をいうんじゃねえが、その下手人が殺されているっていうのは、いってえどうしたわけなんです。