Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
出ないでもいいのに、しゃきり出たあいきょう者ともども、うしろへ回ってみると、なるほど女名まえがどれにも彫りつけてあるのです。
「本所外手町弁天小路たま」というのが一基。
「深川安宅町大口横町すず」というのが一つ。
「日本橋小網町貝杓子店すえ」というのが一体。
「浅草花川戸町戸沢長屋しげ」というのが一つ。
「深川摩利支天横町ひさ」というのが一基。
「日本橋亀島町紅梅新道まつ」というのが一体。
しかも、六地蔵ともに寄進の年月はついおととしの、日もまたそろって同じ灌仏会のある四月八日でした。
故意か、ただのいたずらか、なぞを解くかぎはここに一つあるにちがいない!
読み終わると同時に、きらりと鋭く名人の目のさえたのは当然。声もまた鋭くさえて、今なおちんまりとすわったままでいる珍念のところへ飛びました。
「そなた、もとよりこの女たちの素姓、お知りでありましょうの」
「いえ。あの……あの珍念はまだ年がいきませぬゆえ、女のことはなに一つ知りませぬ。でも、あの……」
「なんじゃ!」
「そのかたたちはどのような素姓やら少しも存じませぬが、うちのお寺にはたいせつなたいせつなお檀家とやらで、お参詣のたびごとにお師さまもたいそうごていねいにおもてなしでござります」