Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
おいらは寝るよ。あっはは。春のひとり寝はいいこころもちだ。くやしかったら、夜食でも食べにいってきなよ」
あっさりいうと、策あってのことか、思い余ってのことか、ふっくらと夜具にうまって夢の国を追いました。
3
あくる朝です。
むろん、日のあがらないうちに伝六がやって来るべきはずなのに、どうしたことか不思議と姿を見せないので、いぶかりながら、床の中であごをなでていると、こんな男というのもあまりない。おそがけにしょんぼりとはいってくると、あのいつもうるさい男が珍しく黙ってへやのすみに小さくすわりながら、やにわにめそめそとやりだしました。
「変な男だね。どうしたんだよ」
「…………」
「ウフフ。おいらのお株を奪って、きょうからはおまえさんがむっつり屋になったのかい。黙りっこなら負けやしねえんだ。五日でも十日でも、あごをなでているぜ」
「だって、くやしいからですよ」
「何がくやしいんだよ」
「うるさくがみがみとやりだしゃ、またおこられるから、あんまりいいたかねえがね、こんなことにでもなっちゃなるめえと思ったればこそ、お気をつけなさいよ、出かけて男の上がるときもあるかわりにゃ、でしゃばって男の下がるときもあるんだからと、あんなに口をすっぱくしていったのに、のこのことお出ましになったんで、手もなく八方ふさがりになっちまっ