Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 221.941 caratteri · 435 schermate
生身なら月代も日がたてば伸びるだろうし、あぶらあかもたまるじゃござんせんか! きのうやきょうの伝六様じゃあるめえし、人聞きのわりいことを、ずけずけといってもらいますまいよ!」
「とちるな、とちるな。愚痴はあとでいいから、肝心のあなというのはどうしたのかい」
「さればこそ、このとおり愚痴から先へいってるじゃござんせんか。なにごとによらず芸は細かくねえといけねえんだ。だから、あっしだって、髪床へも行くときがあろうし、朝湯にだっても出かけるときがあるんだからね、いこうとすると、途中でばったり出会ったんですよ。だんなへ用かときいたら、女が殺されたんだといったんでね、女だったら――」
「いずれべっぴんだろうと思って飛び出したのかい」
「いちいちとひやかしますなよ。なににしても、女が殺されたと聞いちゃ、ほかのことはともかく聞き捨てならんからね、だんなに来たお呼び出し状なら、この伝六様のところにも来たのと同然なんだから、下検分してやろうと、さっそく行ってみるてえと、生意気じゃござんせんか。あんな年増のお多福が、女でございもねえんですよ。でもね、死んでみりゃ仏じゃあるし、仏となってみりゃ器量ぶ器量もねえんだから、どいつがいったいあんなむごい殺しようをしやがったかと、腹をたてたて、八丁堀へけえってみると、だんなもだんなじゃござん