Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(二)

佐々木 味津三

Leggi 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 221.941 caratteri · 435 schermate

Aozora Bunko

衆が、むごたらしい死体となってあげられましたなれど、お身もとがわからぬために、お引き取り人がないと聞きましたゆえ、こわさもこわくなりましたが、無縁仏のおなご衆も、このまま捨てておいたら行くところへも行かれますまいと存じましたゆえ、ふとふびんがわきまして、わたしの身代わりにして野べの送りさせてしんぜようと、死体をいただき、髪の毛をお切り申しあげ、着物もわたくしのとお着替え申しあげて、身代わりにしたのでござりまするが、偽りながらも死んだ身となったわたくし、もうふたたび世には出られまいと存じましたゆえ、この尼寺へ身を託したのでござります」

「そうでござんしたか。名まえは違って仏に祭られましたが、その身寄りのないおなご衆も、きっとあの世で、あなたさまのお心やりに手を合わせておりましょうよ。では、こっちの弥吉どんだが、おまえさんこっそり次郎松にお会いなすって、あの金襴織りの守り袋を見せてもらったんじゃござんせんかい」

「…………」

「いいえ、なにもそんなにこわがらなくともいいですよ。江戸っ子ならば、すっぱりとおっしゃいな」

「申します、申します。おめがねどおりでござります。