Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 221.941 caratteri · 435 schermate
七十の老侠児金助のかぎ知るところとなり、事はさらにわれらの捕物侠者むっつり右門の手に移り渡って、かく今の今このひと間において、はしなくも人々の心をはらはらとさせたごとき、くしくも悩ましき男女鑑別の色模様となったのでありました。
さればこそ、見破られた本人たちの、まっかになって恥じ入ったことはむろんのことで、穴あらば穴にでもはいりたいといいたげに、ふたりともえり首までももみじを散らして、じっとそこにちぢこまったままでした。
かくするところへ、伝六がふうふう息を切りながら、鳶頭金助と兄の八郎兵衛を伴って駆け帰ったものでしたから、右門は莞爾とばかりうち笑むと、すぐに金助へいったことでした。
「さすがは年の功じゃ。陽吉夫婦は、そちのにらんだとおりじゃぞ」
「えッ、じゃ、やっぱりご亭主が嫁さんで、お嫁さんがご亭主だったんですかい」
「そのとおりじゃ」
「いくら欲の皮がつっ張っていたからのことにしたって、あきれたものだね。この先、もし赤ん坊が生まれるようなことになったら、どうするつもりだったんでしょうね。男で通っていたご亭主の陽吉さんが岩田帯をするなんてことになったら、天下の一大事ですぜ」