Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 221.941 caratteri · 435 schermate
「ちぇッ」
特別に勇ましく鳴らすと、いうことがまた伝六流でした。
「うまくやっていやがらあ。犬になるなら大所の犬にとね。安くてまず小判、少し風もようがよろしくばご印籠ものだ。――ね、だんな、かりに辰めが今の使い賃にその印籠をいただいたと思ってごろうじろ。おくだされあそばす殿さまは今が飛ぶ鳥の豆州さまなんだからね。いずれは堆朱か、螺鈿細工のご名品にちがいないが、それに珊瑚珠の根付けかなんかご景物になっていたひにゃ、七つ屋へ入牢させても二十金どころはたしかですぜ。ね! だんな! だんなは辰めがうらやましくないんですかい!」
2
しかるに、うらやましいにも憎いにも、その辰がどうしたことか容易に八丁堀へ帰らないのです。お屋敷へいって、小石川へ回って、ご命令どおり弓をお届けしたにしても、じゅうぶんお昼までには組屋敷へ帰るだろうと思われたのが、八ツになっても七ツになっても、いたずらにしんしんと粉雪が舞うばかりで、いっこうに小さいのが姿を見せなかったものでしたから、物議をかもさずにいられるわけはない!
「ちくしょうめ。やけにまた降りやがるな。雪は豊年の貢がきいてあきれらあ。