Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

これ何となれば彼らは公武合体を目的とする者にして、開国を口にするときにおいては、尊王的の攘夷家を沮絶反動せしめ、攘夷を宣言するときにおいては、佐幕的開国家を疎隔せしむるを慮りてのみ。然れども彼らの真意の開国に傾きたるが如きは、また冥々の裡にこれを察するを得べし。何んとなれば彼らの中には時務的経綸において、他の二派に対し、一頭地を抽んでたるもの多ければなり。

故に当時の事情より察すれば、真個のいわゆる鎖国家主戦家は、固に僅少にして、その僅少の人数すら歳月と共に、知識と共に、実際の閲歴と共に、いよいよ僅少となり、遂にその攘夷鎖国論者が幕府を倒したる暁においては、復た攘夷鎖国の事を口にせざるに到れり。これ彼らが鎖国に心無かりしを知るべし。

吾人をして再び繰り返さしめよ。彼は幕府を倒さんがために攘夷論を唱えたるに非ず。攘夷の実を行う能わざるがために、その一天万乗の君主が攘夷を勅し、幕府これを沮みしがために、遂に幕府を倒すの已むを得ざるに到りしのみ。而してその攘夷なるものは、無謀の攘夷に非ず、いわゆる敵愾的精神を発揮して、遠馭長駕を事とし、溢れて疎枝大葉の侵略論となるも、決して自屈籠城の鎖国的臼に陥らざりしなり。