Classici giapponesi con furigana
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate
彼は一身を以て朝廷、幕府、諸侯を連串するの鉄鎖となり、以て政権を三者に分配しつつも、なお幕府を以て中心点となし、上は朝廷に接し、下諸侯に連り、以て調和一致の働きをなさんと欲せり。彼はこれがために外藩諸侯の魁たる薩摩と結托せり。幕府の親藩にして朝廷に最も縁故ある水戸を馴撫せり。彼が世を終るまでは、諸侯に違言なく、水戸烈公の如きも、動もすれば牴牾扞挌したるに係らず、なお幕府の純臣たるを失わざりしなり。彼にして死せずんば、あるいは公武合体の変則制を霎時の間建立したるも未だ知るべからず。惜しむべし彼は安政四年六月を以て死せり。彼一たび死す、水戸老公はあたかも放たれたる虎の如し、その幕閣より遠ざかるに比例して朝廷と密着し、一孔生じて千瘡出で、遂に容易ならざる禍機を惹起せり。
幕閣は責任を分たんがために朝廷に奏上せり、諸侯に諮詢せり、而して未だ責任を分つに及ばずして、早くも政権を分てり。今は朝廷と諸侯とは、中間の幕府を通さずして直接の交渉を開けり。彼らは幕府が与うるに意なき政権のみを握りて、その与うるを目的としたる責任を辞せり。彼らは幕府に対しては総ての権理者にして一の義務者にあらず。