Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate
嘗て西郷南洲の人に与うる書篇を読む、左の一節あり。
熊本藩横井平四郎、壮年の砌諸国遊歴いたし、国々人物を尋ね廻り、人材と彼らが目し候人に、その後名を挙げざる者はこれ無く、加州の長沼某と申す者ただ一人、その名顕われざるよしに御座候。それ故皆人横井の識鑑の高きを称し候よしに御座候。その経歴の節、長州の村田四郎左衛門と申す人に面会致し候節、「何らの訳にて天下を経歴いたし候か、その趣意如何」と四郎左衛門問い掛け候よし。然る処、横井相答え候には、「いずれ天下の政一途に出で候ようこれ無く候ては、ただ一国一国の政事にては相済まぬと心付き、彼に長じ候処もこれ有り、ここに得たる処もこれ有るべく候に付き、是非得失を考え合わせ、一途の政体相立て居き候処、念願にこれ有り、遊歴いたし国政の善悪を親察いたし候」旨申し述べ候処、「然らばその国に入りその政の善悪是非は何を以て識り候や」と相尋ね候処、「先ずその国に到り、士の容体質朴なるは必ず士風盛なる処、また町家の繁栄なる所はその国の富みたる処、農政行届き民心を得候処は必ず仁政の行われ候処、この三条を目的にいたし、その事の挙げ候所はその国に人材これ有るべきに付き、その人に問うて細目を正し本体を明め候処、多くは相違もこれ無き」