Classici giapponesi con furigana
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どうきょにんかふう
同居人荷風
小西 茂也
Leggi 同居人荷風 (どうきょにんかふう) di 小西 茂也 (こにししげや) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8026 caratteri · 17 schermate
読売の記事以来とみに旧知よりの来信多し。「日かげの花」の主人公O夫婦も訪ね来りたるよし。余、不在のため見はぐりて残念なりき。
十一月十日。後二時半谷崎潤一郎氏来りたるも先生不在、小生もまた不在。
十一月十一日。市川掬水にて谷崎氏辰野氏及び先生を加えての座談会ありたり。辰野先生とは初対面なりしよし。
十一月十三日。先生久し振りに平田の床屋に行く。帰りて曰く何処ときまった床屋はなく、混んでいない所にどこでも入って行くよし。「八幡の床屋は二十円だが、素姓を知られたから三十円仕方なく出している。」先生夜戻りたるに生憎と門締りおりたり。先生声をあげて家人を呼ぶことをせず、コツコツとおとなしく三十分ほど門を叩きおりたりと。
十一月十五日。西鶴学会の吉田氏、先生に面会を求む。先生留守なりき。帰りし後先生に西鶴と近松、何れを好むやと問えば言下に近松と答う。
停留場より余の家に来る途中、道低きため膝まで没する水溜りできたり。行人すこぶる難渋す。外出より戻りたる先生に、道が悪くて大変ですねと荊妻いえば、先生曰く「僕はいつもあそこで下駄を洗ってくることにしています」と。