Classici giapponesi con furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Leggi 名人長二 (めいじんちょうじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 67.631 caratteri · 134 schermate
後は、度々長二の宅を尋ねて種々の品を注文いたし、多分の手間料を払いますので、長二は他の仕事を断って、兼松を相手に龜甲屋の仕事ばかりをしても手廻らぬほど忙しい事でございました。其の年の四月から五月まで深川に成田の不動尊のお開帳があって、大層賑いました。其のお開帳へ参詣した帰りがけで、四月の廿八日の夕方龜甲屋幸兵衞は女房のお柳を連れ、供の男に折詰の料理を提げさせて、長二の宅へ立寄りました。
幸「親方宅かえ」
兼「こりゃアいらっしゃい……兄い……鳥越の旦那が」
長「そうか、イヤこれは、まアお上んなさい、相変らず散かっています」
幸「今日はお開帳へまいって、人込で逆上せたから平清で支度をして、帰りがけだが、今夜は柳島へ泊るつもりで、近所を通る序に、妻が親方に近付になりたいと云うから、お邪魔に寄ったのだ」
長「そりゃア好く……まア此方へお上んなさい」
と六畳ばかりの奥の室の長火鉢の側へ寝蓆を敷いて夫婦を坐らせ、番茶を注いで出す長二の顔をお柳が見ておりましたが、何ういたしたのか俄に顔が蒼くなって、眼が逆づり、肩で息をする変な様子でありますから、長二も挨拶をせずに見ておりますと、まるで気違のように台所の方から座敷の隅々をきょろ/\見廻して、幸兵衛が何を云っても、只はいとかいゝえとか小声に答えるばかりで