Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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めいじんちょうじ

名人長二

三遊亭 円朝

Leggi 名人長二 (めいじんちょうじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 67.631 caratteri · 134 schermate

Aozora Bunko

んだと」

兼「何うしたんか訳が分らねえから聞きに来たんだが、親方へ談なしだとねえ」

清「そりゃア長二が為る事だものを、一々己に相談する事アねえ」

兼「だッて、それじゃア済まねえ、己ア其様な人とア思わなかった……情ねえ人だなア」

清「手前何か其の仕事の事で長二と喧嘩でもしたのか」

兼「いゝえ、長え間助に行ってるが、喧嘩どころか大きい声をして呼んだ事もねえ……己を可愛がって、近所の人が本当の兄弟でも彼アは出来ねえと感心しているくれえだのに、己が六間堀へ行ってる留守に黙って脱出したんだから、不思議でならねえ」

清「何も不思議アねえ、手前の技が鈍いから脱出したんだ、長二は手前に何も云わねいのか」

兼「何とも云いませんので」

清「はてな、彼様に親切な長二が教えねえ事アねえ筈だが……何か仔細のある事だ」

と腕組をして暫らく思案をいたし、

清「些し心当りがあるから明日でも己が尋ねてみよう」

兼「左様です、何か深いわけがあるんです、心当りがあるんなら何も年寄の親方が行くにゃア及びません、私が尋ねましょう」

清「手前じゃア分らねえ、己が聞いてみるから手前今夜帰ったら、長二に明日仕事の隙を見て一寸来てくれろと云ってくんな」