Classici giapponesi con furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Leggi 名人長二 (めいじんちょうじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 67.631 caratteri · 134 schermate
釘を打ちなさるから、此ん通りで状ア無い、アハヽヽ」
と打毀した棚に指をさして嘲笑いますから、兼松は気を揉んで、長二の袖をそっと引きまして、
兼「おい兄い何うしたんだ、大概にしねえ」
と涙声で申しますが、一向に頓着いたしません。
長「才槌で二つや三つ擲って毀れるような物が道具になるか、大概知れた事た、耄碌しちゃア駄目だ」
と法外な雑言を申しますから、恒太郎が堪えかねて拳骨を固めて立かゝろうと致しますを、清兵衛が睨みつけましたから、歯軋をして扣えて居ります。
長「その証拠にゃア十年前私に何と云いなすった、親方忘れやしないだろう、箱というものは木を寄せて拵えるものだから、暴くすりア毀れるのが当然だ、それが幾ら使っても百年も二百年も毀れずに元のまんまで居るというのア仕事に精神を入れてするからの事だ、精神を入れるというのは外じゃアねえ、釘の削り塩梅から板の拵え工合と釘の打ち様にあるんだ、それだから釘一本他に削らせちゃア自分の精神が入らねえところが出来て、道具が死んでしもうのだ、死んでる道具は直に毀れッちまうと云ったじゃアありやせんか、其の通りしねえから此の棚の仕事は嘘だと云う