Classici giapponesi con furigana
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りんしょくしんのやど
吝嗇神の宿
Leggi 吝嗇神の宿 (りんしょくしんのやど) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8082 caratteri · 17 schermate
ウソをつくな。オレには分るんだ。オレは男じゃアないや。よッてたかッて、オレをバカにしていやがるな。オレがオメエたちの人相のメキキができないとでも思いやがったら大マチガイだぞ。テメエたちの顔色ぐらいはチラリと一目で底の底まで見通しなんだ。オレをバカにできるものなら、さアバカにしてみやがれ」
「お前さん。今夜はどうかしているよ。だからさ。あんなへナチョコ野郎をつれこんじゃいけないッて云ったじゃないか。あの野郎が悪いんだよ。何か、お前さん、弱い尻でもつかまれているのかえ」
「ヘン。つかまれるような弱い尻があるかッてんだ。オメエとはちがうんだ。オメエはオレの留守にパンパンやってへソクリをためていやがるだろう」
「アレエ。罰が当るよ。この人は。私のように純情カレン、マゴコロあふるる女房がザラにあるとでも思ったら神仏のタタリがあるよ。私の生れた村は先祖代々シツケが立派で名が通っているんだよ。中にはパンパンになった女もいないじゃないけど、私は柄がちがうよ。親には孝行、良人によく仕え、家をまもるのが女のツトメと生れた時からチャンとこの胸にあるんだよ。このへんにはパンパン屋が多いから、私が外を歩いていると、チョット遊ばせないかなんて言いよる男もないじゃないけど、そんな男に見向きもしたことがないよ。