Classici giapponesi con furigana
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ちていせんしゃのかいじん
地底戦車の怪人
海野 十三
Leggi 地底戦車の怪人 (ちていせんしゃのかいじん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 55.000 caratteri · 111 schermate
と、下からパイ軍曹が、おびやかすようにいった。
「うわーッ、軍曹どの。見ておられましたか。困ったなあ。さっきのは、照準ちがいです。こんどは大丈夫です。見ていてください」
ピート一等兵は、失敗をとりもどそうと、またもや照準を定めて、引金をひいた。
たたたたン、たたたたン。
ピート一等兵の顔が、土色になった。
こんどは味方の一番機の翼を、うちくだいてしまったのである。マック大尉の顔だと思うが、操縦席のそばの窓から、こっちをおそろしい眼でにらみつけた。と、思う間もなく一番機は、機首を下にして、ぐらっとゆらいで、錐もみになって、墜ち始めた。ああ、もう駄目だ。
「ピート一等兵。おれは今のも見ていたぞ」
パイ軍曹が、下からこえをかけた。
「軍曹どの。ここをかわってください。自分がうつと、味方にばかりあたって、損害莫大です。たのみます。一つ、かわってください」
ピート一等兵は、そういうと機銃座をからにして、のこのこ下へ下ってきた。
「困った奴じゃな。射撃命中率は、なかなかいいのじゃが、味方をうっちゃ、しようがないじゃないか、お前は照準をあべこべにやっているから、弾丸が左へいくところが、右へいってしまうのじゃないか」